2016年8月21日日曜日

3種の石鹸オプション比較!プレーン・塩・ゴートミルクパウダー





○茨城・つくば “暮らしに寄り添う 心地良い手づくり石鹸” 
アザラシせっけん教室です○





石鹸に使う材料自体には、いろいろな効能が期待できます。
でも、それらを石鹸に配合したときに、一体どれほどの効果や影響があるのか?
って、気になりますよね!?

今回は、私が個人的に気になっていた素材、塩とゴートミルクパウダーを入れた石鹸を、プレーンの石鹸と共に、それぞれを3名で比較してみました。







|はじめに



20代、30代、40代女性、3名で、同じバッチ(釜・素地)からつくった3種類の石鹸を使い比べてみました。
素人の実験なので被験者が少な過ぎますが、一人で比べるよりは参考になると思います。



巷で言われているイメージとしては、次の通りです。

ゴートミルク=しっとり。
天然塩=もこもこの泡立ちで、さっぱりした洗い上がり。



もともと“しっとり”の素地をベースにして、どのくらいの違いがあるのかを検証してみました。



【目的】
オプション材料の効果・影響の検証

【石鹸素地の材料】
ハイオレックひまわり油(64%)
パーム核油(18%)
パーム油(18%)
水酸化ナトリウム(鹸化率92%)
精製水(35%)

【オプションの材料】※一番上の写真参照
白:なし(プレーン)
黄:ゴートミルクパウダー(油脂250gバッチの約1/3のタネに対して2.5ml)、酸化鉄イエロー
青:天然塩(雪塩・油脂250gバッチの約1/3のタネに対して1.5ml)、ウルトラマリンブルー
(見分けがつくように着色しています)

【石鹸の制作日】
2016年3月5日

【実施期間】
2016年5月13日〜6月9日

【実施方法】
・気温や湿度の差をなるべく最小限に抑えるため、3種を9日間で使い比べる。
例:白3日連続使用、黄3日連続使用、青3日連続使用。
1番最初に白(プレーン)を使用し、2番目と3番目の順序は問わない。

・これらの石鹸は、必ず顔とからだに使用する。
泡立てネットを使うか使わないか、最初に使用条件を統一させる。

【チェック項目】
・泡立ちの良さ(よく泡立つ、あまり泡は立たない、全然泡が立たないなど)
・泡の質感(もこもこ、もちもち、なめらか、きめ細かい、クリーミーなど)
・石鹸の硬さ(濡らしたときや、触ったときに、硬めか柔らかめか)
・石鹸の溶けくずれ(よく形を保っている、溶けるので減りが早いなど)
・洗い上がりの肌の状態(しっとり、さっぱり、乾燥するなど)







|使用結果


※白:プレーンを基準にして、それぞれを比較しています。


【白:プレーン】


泡立てネットあり(20代、30代女性が使用)
泡立ち:使いやすいくらい、泡立ちはよい。
泡の質感:もこもこでなめらか、きめ細かい。
硬さ:濡らすとやや柔らかくなる(石鹸をおろす前との比較)。柔らかめ。
溶けくずれ:形は崩れることなく、よく保っている。小さくなるにつれ、表面がとろとろしてくる。
洗い上がり:しっとり。3つの中で一番使いやすい。

泡立てネットなし(40代女性が使用)
泡立ち:あまり泡立たない。
泡の質感:きめが細かく大きな泡。
硬さ:硬い。3日間硬く、肌に当てて洗うと痛かった。
溶けくずれ:硬いだけあって形を保っている、持ちが良い。
洗い上がり:肌がキュッキュッする感じ。油抜きになった感じ。



【黄:ゴートミルク】


泡立てネットあり(20代、30代女性が使用)
泡立ち:プレーンと同じく、泡立ちはよい。
泡の質感:なめらかできめ細かい。クリーミーな泡。泡と、洗っているときが、こっくりした印象。
硬さ:濡らすとやや柔らかくなる(石鹸をおろす前との比較)。プレーンと比べるとこちらの方が若干柔らかく、3つの中で一番柔らかい。
溶けくずれ:くずれ方はプレーンと似ているが、石鹸が薄くなると変型しやすく、減りが早い印象。
洗い上がり:しっとり。洗っている最中は肌に膜が張る感じがして、プレーンよりややしっとりしていると感じたが、タオルで拭いた後はプレーンと同じ仕上がり。しっとり感はプレーンと近い。

泡立てネットなし(40代女性が使用)
泡立ち:泡立たない。
泡の質感:ねっとり溶けた感じ、良く言うとクリーミー。
硬さ:柔らかい。とろみがある。
溶けくずれ:とろみがあって減りが早い。
洗い上がり:潤いはあるがさっぱり感はない。洗った感が薄い。



【青:天然塩】


泡立てネットあり(20代、30代女性が使用)
泡立ち:とてもよく、もこもこ&ふわふわで軽い泡。
泡の質感:他の2つに比べ、泡に勢いがある。弾力、硬さがあるしっかりめの泡。洗っている最中は他の2つと同じような泡の形(泡持ち、垂れ具合など)。きめ細かさはない。
硬さ:3つの中で一番硬い。
溶けくずれ:硬さがあるので溶けくずれが少なく、一番減りが遅い。
洗い上がり:しっとりしているが、プレーンやゴートミルクよりはややさっぱり寄りに感じる。さっぱりでもあり、すべすべする感じ。

泡立てネットなし(40代女性が使用)
泡立ち:そこそこ泡立つ。
泡の質感:きめは普通。泡の伸びが良く洗いやすい泡。
硬さ:使い始めだけ硬かったが直ぐに角が取れた。硬さは普通。
溶けくずれ:普通、硬すぎず柔らか過ぎず丁度よい。
洗い上がり:さっぱりだけど潤いは残ってる感じ。



【細かく比較】


それぞれを細かく比較してくれたので記録を載せます。

泡立てネットなし(40代女性が使用)
■白:プレーン×青:天然塩
 白は洗浄力が強く感じた、泡立ちは青のほうが良い。
■白:プレーン×黃:ゴートミルク
 白は洗浄力が強く、黄は洗った気がしないというくらい対極。
■青:天然塩×黃:ゴートミルク
 泡立ち洗浄力ともに青が良い、保湿は黃が上。







|感想



20代女性
わたし的にはプレーンが一番よかったです!
今まで匂いがある方が好みだと思ってましたが、ないのも結構ありかもって思いました!
その日の気分で使い分けたい感じです。


30代女性
素地が同じなので、甲乙付け難いですが、個人的な好みとしては、使用感・洗い上がりなど総合的にプレーンが一番好きでした。
塩入り石鹸の特徴が面白かったです。


40代女性
使用時期や個々の肌の状態、好みも関係しているかと思いますが、個人的には青(塩)が肌に合い、気に入りました。
白(プレーン)を顔に使用した時は肌が突っ張り、クリームを塗るまで表情が作りにくかったです。
後になって、ネット使ったほうが良かったかも?!と気付きましたが時すでに遅しでした(笑)







|まとめ



青:天然塩入りは、泡立ちがいいので、泡立てネットを使っても使わなくても、今回の素地のような石鹸を使用するのに不便はなさそうです。
また、「潤いつつも少しさっぱりとした印象」というのも共通でした。「潤いつつも」というのは、素地がもともと“しっとり”ベースであるからと考えられます。
「さっぱり」という点で、夏向けの石鹸によく配合されるのも納得です。

黄:ゴートミルクは、使用結果から、泡にクリーミーさは少し感じ取れます。
ただしこれは、使用中の質感のちがいであって、洗い上がりのしっとりさや満足感はプレーンと比較すると大きなちがいは期待できなさそうです。
オプション(不純物)を入れることによって、洗浄力が落ちているとも考えられます。
このことから、肌が極端に弱いなど、洗浄力を少し落としたい場合には効果が期待できるオプションかもしれません。
また、ゴートミルクを配合すると、溶けくずれやすい石鹸になるといえます。

白:プレーンは、泡立てネットの使用の有無で結果が大きく分かれました。



洗浄力は、高い方からプレーン、塩、ゴートミルクという結果です。
オプション=余計なもの(洗浄成分以外のもの)と考えると、確かにそうかもしれません。
ただし、サポニンや糖分など、洗浄力がアップするとされるオプションもあります。



今回は3名で試した結果、このようになりました。
石鹸の好みや肌質、使用環境などは個人差があるので、配合するオプションは自分が求める石鹸に仕上がるようなもので良いと思います。





※この実験は、化学的に検証したものではなく、あくまで人が実際に対象の石鹸を使用して、肌で感じ、目で見た結果を記したものです。

協力:東京都MK様、東京都SY様





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