2016年8月17日水曜日

酸化した石鹸の様子と記録





○茨城・つくば “暮らしに寄り添う 心地良い手づくり石鹸” 
アザラシせっけん教室です○





愛しい石鹸が酸化してしまったので、この機会に記録を残します。



上の写真の石鹸は、昨年、資格を取得しに行ったときにつくったものと、お土産でいただいたものです。

素地はすべて同じレシピ。

左:ローズマリーパウダー入り(2014.6.2制作)
中:プレーン(2015.8.24制作)
右:大麦の若葉パウダー入り(2015.8.24制作)



カップに入れて、ふたをしたままの状態でずっと保存していました。
保存場所は、ダンボール箱に入れてクローゼットの中です。(湿気対策済み)

酸化しやすいレシピではありませんが、つくった季節が夏だったからでしょうか。
いまのところ、それ以外に考えられる理由が思い浮かびません。
夏は石鹸づくりを控えるという方がいるのも納得です。







|酸化したのはプレーンのみ





不思議なことに、プレーンの石鹸のみ酸化しています。
8/24につくったので、まだ1年経っていません。
酸化を発見したのは、7月下旬〜8月上旬でした。

2年以上前につくられた、ローズマリーパウダー入りの石鹸は酸化していません。
ローズマリーの抗酸化作用ってすごいですね!!

大麦の若葉にも、抗酸化作用があるようです。



着色している石鹸は色の見分けがつきにくいので、においで判断しました。
プレーンに関しては、色も一目瞭然ですし、油の傷んだようなにおいがしています。







|制作時期と保存環境






それともう一つ。

容器からは出していませんが、プレーンは縁がはがれているので、その分空気に触れています。(密閉ではないため)

一方、大麦の若葉パウダー入りは、縁がまだ容器にくっついたままなので空気に触れていません。

この二つは同時につくったものを分けて型入れしたものです。
暑い夏につくっても、「抗酸化作用のある大麦の若葉が入っている&空気にあまり触れていない」ことが、酸化してない要因だと考えられます。



ちなみにローズマリーパウダー入りの石鹸は、縁がカップから離れています。
こちらは6月上旬の制作かつ、ローズマリーの抗酸化作用のはたらきで酸化していないと考えています。







|まとめ



以上のことから、暑い時期はやはり石鹸づくりには向かないと言えます。
通常、熟成させることを考えると、空気に触れますもんね。



私の個人的な考えとしては、冬よりは夏のほうがまだ、石鹸づくりに向いていると思っていました。

それは、冬はソーダ灰がつきやすく、鹸化反応が十分に行われない可能性があるからです。
ソーダ灰がついても熟成期間を長めにとれば問題なく使えますが、ソーダ灰がつかなった石鹸と比べると、やはりつかなかった石鹸のほうが安全性が高いと考えています。

しかし、夏の暑い時期に石鹸をつくると傷んでしまう。。
昔、ルイ14世が、マルセイユ石鹸の製造を6〜8月の間は禁止したというのも納得ですね。



やはり石鹸づくりに一番いい季節は春と秋ですが、夏か冬どちらかというならば、

より安全性の高い石鹸を求めるなら、夏。
より長持ちする石鹸を求めるなら、冬。

ではないでしょうか。



ですが冬でも、温度管理に気をつければ、ソーダ灰のつかない安全な石鹸をつくることはできますね。







|おまけ



ハーブを入れた石鹸の抗酸化作用が、石鹸には反映されています。
ですが、これらは着色を目的として加えているのであって、ハーブの肌への効能は期待できません。

石鹸でハーブの効能を取り入れたい場合は、添加方法を変える必要があります。





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アザラシせっけん教室



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